2026年度のFIT価格24円は本当に得?初期投資支援スキームの仕組み
2026年度の住宅用FITは最初の4年間が24円/kWh、5〜10年目が8.3円/kWhという初期投資支援スキームです。なぜ前倒しの単価設計なのか、5年目以降に自家消費へ軸足を移す考え方、卒FIT後の見通しを整理します。
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導入ガイド
再エネ賦課金の単価と家庭の負担の目安、計算のしかた、2012年度からの推移、太陽光の電気を家で使うと負担がどう変わるかを、国と東京都の資料で整理します。
このページの結論
再エネ賦課金は、固定価格買取制度で再生可能エネルギーの電気を買い取る費用を、電気を使うすべての人が、毎月の電気料金とあわせて負担するものです。2026年度の単価は1kWhあたり4.18円で、2026年5月検針分から2027年4月検針分まで適用されます。負担額は電気の使用量に比例します。太陽光の電気を家で使うと、電力会社から買う電気が減るぶん、賦課金の負担も減ります。
資源エネルギー庁によると、再エネ賦課金は、固定価格買取制度で買い取られる再生可能エネルギーの電気の、買い取りに要した費用をまかなうものです。正式な名前は「再生可能エネルギー発電促進賦課金」です。電気を使う人から広く集められ、毎月の電気料金とあわせて払います。
資源エネルギー庁は、再エネ賦課金の特徴を、次のように説明しています。
資源エネルギー庁の「月々の電気料金の内訳」によると、毎月の電気料金は、契約容量で決まる基本料金と、使用電力量に応じて計算する電力量料金に、再エネ賦課金を加えた合計です。
経済産業省は、2026年度の単価を、再エネの導入状況や卸電力市場価格等を踏まえて、1kWhあたり4.18円としました。目安として、1か月の電力使用量が400kWhの家庭の負担額は、月額1,672円、年額20,064円です。
| 項目 | 2026年度 |
|---|---|
| 単価 | 1kWhあたり4.18円 |
| 適用される電気料金 | 2026年5月検針分から2027年4月検針分まで |
| 月400kWh使う家庭の目安 | 月額1,672円、年額20,064円 |
東京都のQ&Aも、計算のしかたを「自分が使用した電気の量(kWh)× 単価」と示しています。わが家の負担は、検針票などで1か月に使った電気の量を確かめて、単価をかけると分かります。
1か月に使った電気の量400kWh国が目安に使った量
2026年度の単価4.18円/kWh全国一律
1か月の再エネ賦課金1,672円年額 20,064円
出典:経済産業省「再生可能エネルギーのFIT制度・FIP制度における2026年度以降の買取価格等と2026年度の賦課金単価を設定します」(2026年3月19日)。経済産業省によると、400kWhは、総務省家計調査にもとづく一般的な世帯の1か月の電力使用量です。2026年5月検針分から2027年4月検針分までの電気料金に適用されます。
東京都のQ&Aに載っている推移では、2012年度の0.22円から、2026年度は4.18円になっています。2023年度は1.40円と、前後の年度より低くなっています。
資源エネルギー庁によると、単価は、買取価格等を踏まえて、年間でどのくらい再生可能エネルギーが導入されるかを推測し、毎年度、経済産業大臣が決めます。推測した値と実績の差は、翌々年度の単価で調整します。単価を計算するときは、買い取りに要した費用から、電気事業者が再エネの電気を買い取ることで節約できた燃料費等を差し引いています。
東京都のQ&Aによると、再エネ賦課金は、FITの買取価格や、電力の市場価格に連動する回避可能費用等を要素として計算されるため、これらが変わると単価も変わります。
経済産業省は、2026年度の単価の算定根拠として、次の想定を示しています。
| 項目 | 2026年度における想定 |
|---|---|
| 買取費用等 | 4兆8,507億円 |
| 回避可能費用等 | 1兆6,495億円 |
| 販売電力量 | 7,665億kWh |
出典:東京都環境局「太陽光パネル設置に関するQ&A」Q29 の「再エネ賦課金の推移」。東京電力のホームページをもとに作成されたものです。
資源エネルギー庁によると、住宅の屋根に載せるような10kW未満の太陽光は、自分で消費した後の余りが買取の対象です。太陽光発電協会の説明でも、昼間に発電した電気はまず家庭で使い、足りない分を電力会社から買います。
再エネ賦課金の負担は、電気の使用量に比例します。太陽光の電気を家で使うと、電力会社から買う電気の量が減り、その分の電気料金と再エネ賦課金を払わずに済みます。
一方で、太陽光を載せても、夜や雨の日など、電力会社から買う電気には、これまでどおり再エネ賦課金がかかります。昼の電気を夜に回す考え方は、太陽光+蓄電池のページにまとめています。
自宅で使って「買わずに済んだ電気」の金額は、電力量料金の単価だけでなく、再エネ賦課金の単価も含めて考えます。見積書と検針票の数字を入れて試算できる道具は、回収年数の計算の考え方と試算にあります。売る電気の単価は、売電価格のガイドをご覧ください。
太陽光でつくって、家で使った電気
電力会社から買わない電気です。その分の電気料金も、再エネ賦課金も払いません。
電力会社から買った電気
太陽光があっても、夜や雨の日に買う電気には、使った量に応じて再エネ賦課金がかかります。2026年度は1kWhあたり4.18円です。
住宅用(10kW未満)の太陽光は、家で使ったあとの余りが買取の対象です(資源エネルギー庁)。売る電気と買う電気の量は、電気の使い方で変わります。
1kWhあたり4.18円です(経済産業省)。2026年5月検針分の電気料金から、2027年4月検針分まで適用されます。
使った電気の量(kWh)に単価をかけた額です。経済産業省は、1か月に400kWh使う家庭の目安を、月額1,672円、年額20,064円としています。
なくなりはしません。電力会社から買う電気には、これまでどおりかかります。資源エネルギー庁によると負担額は電気の使用量に比例するので、太陽光の電気を家で使って買う電気が減れば、そのぶん負担も減ります。
資源エネルギー庁によると、毎年度、経済産業大臣が決めます。買取価格等を踏まえて、年間でどのくらい再生可能エネルギーが導入されるかを推測して決め、推測と実績の差は、翌々年度の単価で調整します。
東京都のQ&Aによると、賦課金の額が減免されるのは、大量の電力を消費する事業所で、国が定める要件に該当する場合です。
2026年度の住宅用FITは最初の4年間が24円/kWh、5〜10年目が8.3円/kWhという初期投資支援スキームです。なぜ前倒しの単価設計なのか、5年目以降に自家消費へ軸足を移す考え方、卒FIT後の見通しを整理します。
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検針票の使用量と屋根の条件をもとに、家で使う電気と売る電気の見込みを整理し、補助金を引いた費用と並べてお伝えします。相談・見積もりは無料です。