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停電・防災

葛飾区の水害ハザードマップと蓄電池・パワコンの設置場所の考え方

葛飾区は区の半分近くが海抜ゼロメートル地帯で、令和7年3月に水害ハザードマップが更新されました。浸水が想定される地域で蓄電池やパワコンをどこに置くか、屋外型・屋内型や設置高さの考え方、現地調査で確認したい点を整理します。

最終更新日:公開日:編集・運営:SOLAR SHIFT / 株式会社サイプレス

葛飾区で蓄電池やパワーコンディショナ(パワコン)の設置を考えるとき、避けて通れないのが水害リスクです。葛飾区は荒川・中川・江戸川・新中川に囲まれ、区の半分近くが海抜ゼロメートル地帯にあります。停電への備えとして蓄電池を入れたのに、浸水で機器が使えなくなっては本末転倒です。この記事では、区の水害ハザードマップを出発点に、蓄電池とパワコンの設置場所をどう考えるかを整理します。具体的な浸水深は住所ごとに異なるため、ご自身の住所でハザードマップをご確認ください。

結論:ハザードマップで自宅の想定を確認し、「浸水しにくい高さ・場所」を優先する

結論として、葛飾区で蓄電池・パワコンの設置場所を決める手順は次のとおりです。

  1. 葛飾区の水害ハザードマップ(令和7年3月更新)で、自宅の想定浸水深と浸水継続時間を確認する
  2. 想定される浸水より高い位置、または屋内への設置を第一候補にする
  3. メーカーの設置基準(屋外・屋内の可否、設置高さ、周囲の離隔)と照らし合わせる
  4. 現地調査で候補の場所を実際に確認し、配線経路と点検のしやすさも見る

「安いから」「スペースがあるから」という理由だけで地面に近い屋外に置くのは、葛飾区ではおすすめしにくい選択です。

葛飾区の水害リスクの特徴

葛飾区の地理的な特徴を、区の公式情報から確認しておきます。

  • 荒川・中川・江戸川・新中川に囲まれ、区の半分近くが海抜ゼロメートル地帯
  • 水害ハザードマップは令和7年3月に更新されている
  • 区内の電柱には洪水標識板が447か所に設置されている(令和3年3月時点)

洪水標識板は、普段の生活のなかで浸水の目安となる高さを目で確かめられる目印です。自宅の近くの標識板を見ておくと、「蓄電池をこの高さに置いたら浸かるか」を具体的に想像できます。葛飾区でのサービス内容や地域の特性は葛飾区の対応エリアページにもまとめています。

蓄電池の設置場所:屋外型・屋内型と高さの考え方

家庭用蓄電池には屋外設置型と屋内設置型があります。水害リスクの観点から整理すると次のようになります。

設置方式水害面の特徴検討のポイント
屋外型(地面に基礎)浸水の影響を受けやすい基礎を高くする、想定浸水深より上に設置できるか
屋外型(高所・架台)浸水を避けやすい荷重と固定方法、点検のしやすさ
屋内型浸水しにくい場所を選びやすい設置スペース、重量、換気、2階への搬入経路

浸水が想定される地域では、屋内型や高い位置への設置を優先的に検討する価値があります。設置できる場所の条件(屋外・屋内の可否、床の強度、搬入経路など)は、メーカー・機種によって異なります。機種を選ぶ段階で、メーカーの設置基準を確認します。

蓄電池の基本的な選び方は蓄電池のページで解説しています。

パワコンの設置場所と自立運転コンセント

パワコンにも屋外型と屋内型があります。パワコンは太陽光の電気を家庭で使える形に変える要の機器で、ここが浸水すると太陽光も蓄電池も機能しません。

考え方は蓄電池と同じで、想定される浸水より高い位置、または屋内への設置を優先します。あわせて確認したいのが、停電時に使う「自立運転コンセント」の位置です。停電時は、このコンセントから電気を取ります(使える電力の上限は機種によって異なります)。水害で1階が使えない状況を想定するなら、コンセントも2階など使える場所にあると安心です。

停電時に太陽光と蓄電池でどこまで使えるかは停電時の使い方ガイドをご覧ください。

水害時の安全上の注意

設置場所を工夫しても、浸水が設備に及ぶ可能性はゼロにはなりません。水害時の基本的な注意点を押さえておきましょう。

  • 浸水した蓄電池・パワコンには触れない。感電や発火のおそれがある
  • 浸水後は、見た目に問題がなくてもメーカーや施工会社の点検を受けるまで使わない
  • 避難が必要な状況では、設備の操作より避難を優先する
  • 設備のブレーカーや遮断の方法を、平時に家族で確認しておく

水に浸かった機器は、見た目に問題がなくても、安全が確認されるまでは使用しないでください。

現地調査で確認したいチェックリスト

最後に、葛飾区で現地調査を受けるときに確認したい項目をまとめます。

  • ハザードマップ上の自宅の想定浸水深と浸水継続時間
  • 蓄電池・パワコンの候補場所が、想定浸水深より高いか
  • 屋内設置の場合の床の強度・搬入経路・換気
  • 自立運転コンセントの位置(2階などで使えるか)
  • 配線経路が浸水の影響を受けにくいか
  • 浸水時の遮断手順と、点検の連絡先

SOLAR SHIFT(運営:株式会社サイプレス)では、葛飾区を中心に現地調査と見積もりを無料で行っています。水害リスクを踏まえた設置場所のご相談はお問い合わせフォームからどうぞ。

この記事に関するよくある質問

葛飾区で蓄電池を屋外に置いても大丈夫ですか?

設置場所の想定浸水深によります。葛飾区は区の半分近くが海抜ゼロメートル地帯のため、まず令和7年3月更新の水害ハザードマップで自宅の想定を確認し、屋内型や高い位置への設置を含めて検討してください。

浸水した蓄電池やパワコンはどうすればよいですか?

浸水した機器には触れず、感電や発火のおそれがあるため、メーカーや施工会社に連絡して点検を受けてください。見た目に問題がなくても、安全が確認されるまでは使用しないでください。

停電時に太陽光だけでどこまで使えますか?

太陽光の自立運転で使える電力には機種ごとの上限があり、使えるのは日中の発電している時間帯に限られます。夜間や雨天にも使いたい場合は蓄電池が必要で、その置き場所が水害リスクを踏まえた設計になっているかが重要です。

ほかの質問も見る(よくある質問) →

参考資料

  1. 1.葛飾区 水害ハザードマップ(葛飾区公式サイト)

制度・金額に関する記述は、参考資料に示した一次情報で確認したものです。記事の作り方と、公開前の確認の手順は編集方針にまとめています。

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