葛飾区と東京都の補助金を併用する順番|太陽光は区が先、都があと
葛飾区と東京都の補助金を両方使うときの申請の順番を解説。区の事前協議から完了報告、都の交付申請兼実績報告までの流れと、金額を別々に示す考え方、合計の上限を、2026年10月時点の公式情報で整理します。
太陽光で区と都の補助金を両方使うとき、手続きの順番は「区が先、都があと」です。葛飾区の案内では、国や都の補助制度との併用が可能です。東京都の太陽光の助成は、区などの補助金を受給した後で、交付申請兼実績報告を行います。この記事では、2026年10月時点の公式情報をもとに、申請の順番と金額の考え方を整理します。
結論:区の事前協議が先、都の実績報告があと
区の手続きと、都の交付申請兼実績報告の順番は、次のとおりです。まず区に事前協議書を出し、区から届く事前協議回答書を待って工事をします。工事のあとに区へ完了報告をし、区の助成金を受け取ります。そのあとで、都に交付申請兼実績報告を出します。都には事前申込もあり、2026年5月29日に開始しています。事前申込と区の手続きの前後は、都の手引きとクール・ネット東京の窓口で確かめてください。
| 順番 | 手続き | 窓口 |
|---|---|---|
| 1 | 事前協議書を出す(回答書の到着後に着工) | 葛飾区 |
| 2 | 工事をする | - |
| 3 | 完了報告書兼助成金交付申請書を出す | 葛飾区 |
| 4 | 区の交付額確定通知書が届き、助成金が支払われる | 葛飾区 |
| 5 | 交付申請兼実績報告を出す(受給金額がわかる通知書等を添える) | 東京都(クール・ネット東京) |
(2026年10月時点の葛飾区・クール・ネット東京の公式情報)
この順番は、太陽光について都の手引きで確認した内容です。蓄電池は別の資料なので、最後の節で触れます。制度の全体は、葛飾区の補助金と東京都の補助金のページにまとめています。
区の手続き:着工の前に事前協議を済ませる
区の助成金は、原則として工事着工の4週間前までに事前協議が必要です。区から郵送される事前協議回答書が届いてから、設置工事に入ります。回答書より前に着工すると、助成の対象外になります。申込受付から回答書が届くまでの目安は3〜4週間程度で、申請内容や添付書類によっては、これより長くかかる可能性があると区は案内しています。
申込期間は、2026年4月1日から2027年3月31日(必着)です。事前協議書を出したあとは、やむを得ない事情がある場合を除き、申請内容の変更は原則として認められません。
なお区は、助成対象設備の導入前に事前協議書を提出しなければならないという要件に反した手続代行者・施工業者を、かつしかエコ助成金の対象外にする措置をとり、公式サイトで公表しています。東京都環境公社(クール・ネット東京)の事業で措置を受けた手続代行者も、区は対象外にしています。業者に手続きを任せる場合も、事前協議書がいつ出されるかを、着工前に自分で確かめてください。
都の手続き:区の補助金を受給した後に実績報告をする
東京都の太陽光の助成には、事前申込と、交付申請兼実績報告の2つの手続きがあります。事前申込は2026年5月29日に開始しています。交付申請兼実績報告の受付は、2026年6月30日から2029年3月30日までです。
都の手引きには、国または他の地方公共団体(区市町村)の補助金等を受給した場合、その受給金額を助成対象経費から除くと書かれています。また、国・区市町村の補助金等を受給した後で、交付申請兼実績報告を行います。実際の受給金額がわかる通知書等の提出が必要です。
つまり、区の助成金の金額が確定し、受け取ってからでないと、都への最終的な報告に進めません。手引きにある「通知書等」にどの書類が当たるかは、区から届く書類との対応を、都の手引きとクール・ネット東京の窓口で確かめてください。
都の助成金は、公社の予算の範囲内で、交付または不交付が決まります。事前申込の時期など、ほかの期限も手引きで確認しておくと安心です。
金額は区と都で別々に計算する
区の助成と都の助成は、計算のしかたが違います。ここでは、合計は出さず、それぞれの金額だけを示します。計算例は太陽光の既存住宅5kWの場合です。
| 項目 | 葛飾区 | 東京都(既存住宅) |
|---|---|---|
| 単価 | 6万円/kW、上限30万円 | 3.75kW以下は15万円/kW(上限45万円)、3.75kW超〜50kW未満は12万円/kW |
| 5kWの場合 | 6万円×5kW=30万円(上限30万円) | 12万円×5kW=60万円 |
(葛飾区は2026年10月時点の公式情報、東京都はクール・ネット東京の令和8年度の案内)
都の区分は、容量全体に当てはまります。金額の足し算は、ここでは行いません。葛飾区の案内では、国や都の補助制度との併用も可能ですが、他の補助金額との合計が助成対象経費を上回る場合は、上回る額が減額されるためです。都の側も、助成対象経費(税抜)が上限です。助成対象経費は見積もりの内容で変わるので、受け取れる金額は、見積書を見ながら確かめます。
区の交付までの時間を見込んでおく
区の案内にある、完了報告後の処理の目安は、次のとおりです。
区は、完了報告のあと、通常3〜4週間程度で処理していると案内しています。ただし申請が集中すると、交付額確定通知書の発送までの期間が長くなります。令和7年度は、最大で6か月程度かかりました。
2026年10月1日時点の区の案内では、その日に完了報告書を受け付けた場合、交付額確定通知書の発送までは約2か月です。この目安は、区が随時書き換えています。提出した書類に不足があった場合は、すべての書類がそろった日から数えます。助成金の支払いは、通知書の発送後、4週間程度です。
区への完了報告は、工事完了後3か月以内に、領収書など必要書類をそろえて出すことが前提です。完了報告の最終提出期限は、2027年12月28日(必着)です。区の期限と都の期限(2029年3月30日)を、カレンダーで並べて確かめてください。
蓄電池はどうなるか:確認できたことと、確認が必要なこと
蓄電池について、東京都の実施要綱には、国または他の地方公共団体による補助金の交付を受ける場合、都の助成金の交付額とその補助金の額の合計が、助成対象経費を超えない範囲で交付されると書かれています。助成金額は、千円未満が切り捨てです。
金額の決まり方も、区と都で違います。区は助成対象経費の1/4(上限20万円)、都は蓄電池パッケージで10万円/kWh(助成対象経費(税抜)が上限)です。
この実施要綱で確認できたのは、合計の上限の考え方までです。蓄電池の都への報告を、区の受給後にするかどうかは、都の蓄電池の手引きとクール・ネット東京の窓口で確かめてください。
国の補助制度も合計に入ります。国のDR家庭用蓄電池事業は、2026年5月29日に公募が終了しました。みらいエコ住宅2026事業では、リフォームで蓄電池を設置する場合に96,000円/戸の補助があります。条件があり、登録事業者を通じて申請します。制度の最新情報は、必ず公式サイトでご確認ください。
区と都の併用で迷ったら、SOLAR SHIFT(運営:株式会社サイプレス)が、現地調査と見積もりを無料で行っています。お問い合わせまたは補助金シミュレーターから、お気軽にご相談ください。
この記事に関するよくある質問
Q葛飾区と東京都の補助金は両方受け取れますか?
葛飾区の案内では、国や都の補助制度との併用も可能です。ただし、他の補助金額との合計が助成対象経費を上回る場合は、上回る額が減額されます。
Q太陽光の都の助成は、区の補助金より先に申請できますか?
都の手引きでは、国・区市町村の補助金等を受給した後で、交付申請兼実績報告を行います。実際の受給金額がわかる通知書等の提出が必要です。
補助金情報についてのご注意(2026年10月1日時点)
- 当ページの補助金・助成金の情報は 2026年10月1日 時点で各自治体・団体の公式情報を確認して掲載しています。制度は予告なく変更・終了される場合があります。
- 実際の対象可否・助成額は、住宅の条件、導入する機器、申請時期、予算の状況などにより異なります。必ず補助金が交付されることを保証するものではありません。
- 複数の制度の併用は、公式資料で確認できた範囲で記載しています。併用できる場合も、補助金の合計は助成対象経費が上限です。
- 最新情報は必ず葛飾区・東京都(クール・ネット東京)・国の公式サイトをご確認ください。
参考資料
- 1.葛飾区公式サイト 令和8年度《個人住宅用》かつしかエコ助成金
- 2.葛飾区 令和8年度 個人住宅用 かつしかエコ助成金のご案内(事前協議分)
- 3.葛飾区 かつしかエコ助成金 よくあるご質問
- 4.葛飾区公式サイト かつしかエコ助成金 交付額確定通知書発送までの目安期間
- 5.葛飾区公式サイト かつしかエコ助成金
- 6.クール・ネット東京 令和8年度 家庭における太陽光発電導入促進事業
- 7.クール・ネット東京 家庭における太陽光発電導入促進事業 助成金の手引き
- 8.クール・ネット東京 令和8年度 家庭における蓄電池導入促進事業
- 9.東京都 家庭における蓄電池導入促進事業 実施要綱
- 10.SII 令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業
- 11.みらいエコ住宅2026事業【公式】
制度・金額に関する記述は、参考資料に示した一次情報で確認したものです。記事の作り方と、公開前の確認の手順は編集方針にまとめています。
