蓄電池
蓄電池は何kWh必要?世帯の使い方別に考える容量の決め方
蓄電池の容量は「夜に使う電気の量」「停電時に動かしたい回路」「太陽光の容量」「EVの有無」の4つで決まります。世帯の使い方別の考え方と、容量と補助金の関係を整理します。
約5分
家庭用蓄電池の寿命は、年数やサイクル数の数字だけでは比べられません。SIIの登録基準にある保証年数とサイクル試験の決まりを確認し、カタログと保証書で確かめる5つの点を整理します。
蓄電池の寿命や保証の年数は、メーカーと製品によって異なります。カタログの数字を比べる前に、その数字が「何を、どんな条件で」示しているのかを知っておくと、見積もりが読みやすくなります。手がかりになるのが、SII(環境共創イニシアチブ)の登録基準です。葛飾区と東京都の蓄電池の助成は、SIIに登録された機器が対象になっています。この記事では、登録基準にある保証年数とサイクル試験の決まりを確認し、保証書で確かめる点を整理します。
先に結論をまとめます。
機種を決める前の全体の考え方は、家庭用蓄電池の選び方にまとめています。ここでは、寿命と保証の読み方に絞って説明します。
SIIは、国の補助事業の対象になる蓄電システムを、あらかじめ登録して公表しています。メーカーが製品を登録するときの基準は、公募要領に書かれています。
SIIの令和8年度の公募要領では、機器の要件の1つとして、メーカー保証年数とサイクル試験による性能年数が、どちらも10年以上であることを挙げています。ここで保証の年数として数えるのは、そのメーカーの無償保証期間だけです。販売店などによる保証は含まれません。
見積もりに保証の年数が書かれていたら、それがメーカーの無償保証なのか、販売店が独自に付けている保証なのかを、分けて確かめてください。同じ年数でも、だれが、何を保証しているのかで意味が変わります。
サイクルとは、充電と放電の1組のことです。SIIの登録基準では、性能年数10年の場合のサイクル試験数は3,650サイクルです。この基準で求められるのは、試験のあとの容量が、定格容量の6割以上であることです。SIIの登録基準では、性能年数15年以上の場合のサイクル試験数は5,475サイクルです。
3,650サイクルは、1日1回の充放電を10年続けた回数にあたります。SIIの登録基準は、サイクル試験数を、性能年数1年あたり365サイクルで定めています。
ただし、これは試験の決まりです。試験は、決められた周囲温度と、製造業者が指定した充放電の条件で行います。実際の使い方や、設置場所の温度は家ごとに違います。そのため、試験の回数が、そのまま寿命の年数になるわけではありません。
SII自身も、この登録基準は登録の対象を選ぶための基準であり、蓄電システムの安全性をSIIが担保するものではない、としています。製品の瑕疵は、製品を出荷・販売した者が責任を負う、という位置づけです。
寿命の話と補助金は、SIIの登録でつながっています。
葛飾区のかつしかエコ助成金では、蓄電池は、国のZEH支援事業でSIIに補助対象機器として登録されているものが対象です。申し込むときに、SIIの登録済製品一覧の該当する範囲を印刷して添えます(区の手引き)。
東京都の助成も、SIIが登録している機器が対象です。2026年10月1日以降に事前申込をする場合、助成の対象になる機器は、SIIが登録している機器に限られます。都の交付要綱には、設置後もメーカーによる保証が適用される状態であること、という要件もあります。
つまり、助成を使うなら、検討している機種の型番が登録済製品一覧に載っているかを、機種を決める前に確かめることになります。制度の金額と手続きは、葛飾区の補助金ページと東京都の補助金ページにまとめています。
見積もりを比べるときは、次の5つを書面で確かめます。
5つ目について、太陽光発電協会は、太陽光発電システムの運転開始のときに、設置業者からメーカー発行の保証書を受け取ると説明しています。設置業者が独自の保証書を発行することもあります。蓄電池も、保証書の発行元と受け取りの時期を、契約の前に確かめておきます。
容量や方式の比べ方は、家庭用蓄電池の比べ方と全負荷型と特定負荷型の違いで説明しています。
保証の条件には、設置場所の決まりが含まれます。葛飾区は荒川・中川・江戸川・新中川に囲まれ、区の半分近くが海抜ゼロメートル地帯です。蓄電池の置き場所は、メーカーの設置の決まりと、区の水害ハザードマップの浸水の想定の両方を確かめて決めます。
考え方は、葛飾区の水害ハザードマップと蓄電池の設置場所の記事で詳しく説明しています。
蓄電池の寿命は、年数の数字だけでは比べられません。SIIの登録基準は、メーカー保証年数とサイクル試験による性能年数が10年以上であることを求めていますが、実際の保証は、メーカーの保証書の内容と条件で決まります。見積もりでは、型番、メーカーの無償保証の年数、保証の条件を書面で確かめてください。ご自宅の条件での相談は、お問い合わせから受け付けています。
メーカーと製品によって異なります。寿命を1つの年数で示す公的な数字はありません。比べるときは、メーカーの無償保証が何年か、何を保証しているか、どんな条件で保証が使えなくなるかを、カタログと保証書で確かめます。
そうとは限りません。SIIの登録基準は、メーカー保証年数とサイクル試験による性能年数がどちらも10年以上であることを求めていますが、SIIは、この基準が蓄電システムの安全性を担保するものではないとしています。実際の保証は、メーカーの保証書の内容と条件によります。
SIIの登録基準で保証年数として数えるのは、メーカーの無償保証期間だけで、販売店などによる保証は含まれません。見積もりに書かれた保証が、メーカーの保証なのか販売店の保証なのかを分けて確かめてください。
補助金情報についてのご注意(2026年10月1日時点)
制度・金額に関する記述は、参考資料に示した一次情報で確認したものです。記事の作り方と、公開前の確認の手順は編集方針にまとめています。
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ご相談・お見積もりは無料です
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